フランスに長期留学するためには学生ビザというものが必要になる。これを日本で取得するのにも、本当にたくさんの書類をそろえて、志望動機書を書いて、面倒な手続きをしなければいけないのだけど(しかも東京に行かないと申請できない)、無事に発行されても実はそれで終わりじゃない。ビザはいわば仮の証明書みたいなもので、フランス入国後3カ月以内に移民局という行政機関で正式な滞在許可証をもらわなければいけないのだ。そのための第一段階として、必要書類を郵送してきた。
ここで例によって現地サポーターが登場。ただ今回は、書類の書き方が合っているかや、どうやって送るのかなどを直接ききたかったので、同行してもらうことにした。でもこの日本人サポーター、業者の社員ではなくフランス在住の一般人のようで、どうも頼りがいがない。実は先週、一度約束をしていたのだけど、待ち合わせの時間になっても一向に現れないので電話をしてみたら、なんと忘れて病院に行っていた!もうほんと、ケータイ使えるようにしておいてよかった。さすがに2回目は忘れずに来てくれて、無事落ち合えたのだけど。ただ、約束の時間を10分過ぎたところでこちらから連絡してみたら、後ろでずっと電話でしゃべっていた人がそうだった。なぜ時計を見ない。
一緒に近くの郵便局に向かい書類を確認。送らないといけないものは以下の通り。
■ビザ申請時に渡された、個人情報が書かれているA4用紙
■パスポートのコピー
・顔写真のページ
・ビザのページ
・入国日のスタンプが押してあるページ
このうちスタンプのページのコピーができていなかったため、郵便局にあったコピー機を利用。このコピー機、日本ならコンビニで簡単にみつかるけれど、フランスではそうはいかない。郵便局も置いてあるところとないところがあるらしく、たまたまあったのでラッキーだった。しかしこれ、いまどき見ないタイプの古めかしいルックス・・・。機能はシンプルにモノクロコピーのみで、拡大・縮小、濃度の調節など一切不可。もちろんPDFなんて取れない。これで値段は日本より高く1枚23円ぐらいする。おつりは出ない。日本って本当に進化した国なのだ。
今回は受領証付きの書留で送る必要があったのだけど、窓口に出すだけかと思ったら、なんと専用の機械を使うのだった。こういうところだけ変に現代的だ。サポーターに言われた通りやったけど、ぜんぜん分からない・・・。これもまたいろいろな人のブログを見ていると、ここでつまずいたという話はあまりないので、きっと窓口に持っていってもやってくれるはず。でないと、フランス語ができない人にはけっこうハードルが高い。
ところでこの日本人サポーター、案の定というか見当違いのサポート力を発揮して、こちらが作業している間に伝票をもらいにいったり、間違っているところを自分で書き直したりしてしまった。そういうのを教えてほしいからついてきてもらったんだけど・・・。
結局、書類は記入する欄が間違っていたところもあったのだけど、スペースの関係で書き直しが難しかったのでそのまま提出。まあフランス人が見たら分かるから大丈夫だろうということ。その辺はフランスの感覚でいこう。それにきっと、同じように間違えている人もいっぱいいるはずだ。これで無事に届けば受領確認が郵送されてきて、さらにその後、呼び出し状がくることになる。とりあえず、第一段階は終了したのでひと安心。
つづきはこちら。

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