語学学校の授業がスタート

先週まで毎日気温が30度を超えて半袖でも暑かったのに、突然秋になった。後から送ってもらった荷物が届いてよかった。さっそくフリースやひざ掛けを箱から出して活用。外に出るときはもう秋物のコートがないと寒い。曇りや雨の日が続く中、いよいよ授業が始まった。
 

辞書

 
初日最初の授業は「D32」という教室。迷わずにたどり着けたので安心していたら、まだ時間じゃないのにもうすでに授業が行われていて、どうもここではないよう。同じクラスの子がほかにも待っていたので、一緒に探したけれどみつからない。うろうろしていたら先生たちが案内してくれたのだけど、なんと同じ建物の中に別の通路があり、そこにも「D32」という教室があったのだった。なんて分かりにくい。

授業開始時には6人しかいなくて意外に少ないなと思っていたら、遅れて1人登場。それでも本当はあと4人いるらしく、彼らは最後まで来なかった。出席7名のうち、日本人が私を入れて3人、あとは韓国人、中国人、ブラジル人で、見事にアジア人ばっかりだ。年齢層は幅広く、20代の大学生から、すでにリタイアしたと思われるシニア世代までさまざま。平均年齢は高いようで、クラスの雰囲気も落ち着いている。

先生は50代ぐらいの穏やかな男性。メインの授業は1週間通してこの人が担当することになる。すごく分かりやすいフランス語でしゃべってくれて、けっこうスピードは速いのに割と聞き取れた。まあ6割ぐらいは理解できたんじゃないかなと思う。初日は2、3人のグループに分かれて簡単な質問をし合ったり、テキストを読んで自分の考えを言い合ったり、でもまだ本格的な内容ではないかんじ。レベル分けテストでいったんクラスは決まったけれど、しばらく授業を受けてみて自分のレベルに合わないと感じたら変更できるようになっているから、今はまあお試し期間のようなものなのだ。私はというと、話すのと聞くのはまだまだついていけないけれど、逆に文法は分かるという、典型的な日本人のパターン。1つ上のクラスでもいけそうな気はするけど・・・どうしようか。といってもこのクラスがずっと続くわけではなく、期末ごとにテストがあって、その度にまた各レベルに振り分けられるのだけど。
 

ペンイラスト

 
いくつか授業を受けてみて思ったのは、日本人と韓国人以外は本当によく発言するなということ。日本なら、先生がみんなに問いかけをしても黙っているのがまあ普通。でもほかの国の人たちはどんどん答えて、時には先生が順番に指名していってるのに割り込んでまで何か言う。間違っているかどうかなんて気にしない。こういう感覚は、ずっと日本で育った日本人にはなかなかないもので、まず発言しようにも口からすぐにフランス語が出てこない。たとえ答えが分かっていたとしても、無意識に“待つ”姿勢になってしまっている。ほかの人が発言するのを聞いて、あ、そうだ、答えないとって気づくかんじ。まあこれは日本の教育の賜物だから、今こうなってしまっているのはしょうがないとして、意識は変えていかなければ。きっとこうやって積極的に自分で口に出すことが当たり前だから、ほかの国の人は会話がよくできるんだろう。こういうことってずっと言われているのに、日本っていつまでも変わらないんだろうか。

とにかく、少なくともついていけることが分かってよかった。後のことを考えるのは1週間終わってからにしよう。

 

学校中庭
中庭はお昼になると学生たちで賑わう

 

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2件のコメント

  1. パリ生活満喫だねー😊
    フランス語頑張って~私も時間みつけながら英語頑張るよ(笑)

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