パリ20区歩き ―3区―

3区位置

 
古い建物を利用したファッションブティックやカフェ、美術館などが集まり、おしゃれなエリアとしてガイドブックにも紹介されている3区。この辺りはかつて湿地帯だったことから、マレ(沼地)地区と呼ばれるのだそう。通りを歩いていると、本気でほしいものを探したくなるようなスタイリッシュなお店がたくさんある。まるで日本でショッピングしているような気分!

まずは、再生紙を使用したという文具がそろう「パピエ・ティーグル」へ。パリ発のブランドで、このショップが1号店だそう。紙モノ好きとしては、ついつい入らずにはいられない。中には、おみやげにもぴったりのきれいなカードやメモ帳がたくさん!ただ、日本から文房具と無印のノートを大量に持ってきたので、残念だけどここは我慢した。ちなみにフランスは、ペンなんかは日本に比べると種類が少なく、しかもかなり割高。mtのマスキングテープはよく見るけれど、柄はあんまりない。
 

 
服やバッグもどんなかんじか見てみたい。このときは秋・冬物が出始めたころで、一番豊富な時期だった。買いたいものがどんどん出てきて危険なので、長居は禁物。1区は高級ブティックが多かったけれど、この辺りのお店は高価すぎず、かといってファスト・ファッションみたいに手軽すぎず、気に入ったものを長く使いたい30代以上向けというかんじ。まさに日本で好きだったショップと同じだ!置いてあるものも日本とそう変わらないけれど、トレンドを押さえつつスタンダードとして使えるような、そしてこだわりのある人がじっくり選びにくるような、洗練されたデザインのものが多かった。もしパリで仕事をしていたら、絶対この辺に買い物に来ると思う。
 

 
こんなお店もあった。パリ初のシュークリーム専門店「ポプリーニ」。シュークリームってフランスでは時代遅れらしく、流行を復活させたいという女性が始めたとのこと。チョコ、バニラ、カフェなど多彩な種類のキュートなプチシューがそろっているようだ。無駄遣いを避けるためガイドブックの情報しか紹介できないのだけど、ガラス越しに覗いてみたら色とりどりのかわいらしいシュークリームが!でもこんなお店、日本ならいっぱいあるような・・・。
 

ポプリーニ外観

 
さらに歩いていくと、静かな通りにピカソ美術館が佇んでいる。ピカソには興味ないけど、ここは敬愛するエリック・ロメールの映画『パリのランデブー』の舞台になった場所だそう。そして別の通りでは、アート関連の書籍を扱うレトロな外観の本屋を発見。ここもまた本屋好きとしては覗かずにはいられない。入ってみると美術書やグラフィック関係の分厚い本が所狭しと並んでいて、フランス語または英語が堪能ならばじっくり見たいものが満載だった。
 

 
最後に、大通りに面した「メルシー」へ。ここはパリで有名なセレクトショップで、中にはたくさんの人が。服、インテリア、文房具、食器など、確かにシンプルで使いやすそう。ただまあ、こういうショップも日本にいっぱいあるし、種類も多いかも。
 

メルシー外観

 
お店は多いけれど、集中して一つの場所にあるのではなく、歩いているとぽつぽつと出会う。人も多すぎず、落ち着いた雰囲気の中にセンスのよいショップが点在するかんじは、まさに大阪の南船場だ!デザイナーなどアート関係の人も多く住んでいるらしいから、そういうところも似ている気がする。この辺はいつかぜひ買い物に来たいなあ。

 

メルシーカフェ
メルシーにはこんな素敵なカフェも

 

記事のタイトルまたは日付をクリックすると、コメントしていただけます。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください