覚えておきたいお店

年末、久しぶりにちゃんとしたレストランで食事をしたので記録しておこう。学校が休みになって以来、年末年始も関係なくずっと働いているので、たまには息抜き。
 

astair外観2

 
めったにないこの機会に選んだのは、2区にある「Astair」というお店。2区といえばパリに来たばかりのころ、屋根付きのレトロな商店街パッサージュがたくさんあることを発見したエリアだけど、このAstairもパリで最も古い歴史を持つというパッサージュ・デ・パノラマの中にある。久々に入ったパッサージュは懐かしいような独特の趣きがあって、やっぱりよかった。
 

パッサージュ・デ・パノラマ

 
前菜+メインのランチセットは20ユーロ。パリにしてはそこまで高くない方。飲み物もお水で済ませたし。スープは味がしっかりしていて、ちゃんと熱いのがうれしかった。メインはpoisson(魚)ということだったのだけど、なんとイカのリゾット。こういうお店で魚って言われたら、普通は白身魚を想像すると思うのだけど……。こちらはスープと逆にあっさりしていて、最後まで飽きずに食べられる上品な味。
 

 
本当は別のお店に行くつもりが、なんと年末のバカンスで閉まっていて急きょ別候補に変更したのだけど、想像以上によかった。対応がすごく丁寧なのだ。観光客も多いのかもしれないけれど、店員さんがみんな気さくで、サービスもちゃんとしている。料理だけでなく、こういう気持ちのいい雰囲気を味わえるところにはまた行きたくなる。

 
astair外観1
 Astair
19 passage des Panoramas, 75002 Paris
https://www.astair.paris/

 
せっかくだから、しばらく前に行ったカフェについても忘れないうちに書いておこう。2年ほど前にオープンしたという7区の「karamel」。その名の通り、キャラメルスイーツ専門のショップ。日本人にも有名らしいのだけど、まあ私はついて行っただけなので……。
 

karamel外観

 
インテリアがとってもスタイリッシュ。白を基調に、テーブルや棚はナチュラルな木材で統一。商品やパッケージの鮮やかな色がうまくポイントになり、シンプルすぎずモダンすぎずかわいらしすぎず、ちょうどいいバランス。写真を見直して気づいたけれどこのセンス、個人的に好みだなあ。こういう部屋に住みたい。
 

 
ケーキもキャラメルが使われているものを選んでみた(全部そうなのかもしれないけれど)。たまたま連れて来られただけとはいえ、実はキャラメルスイーツが大好きなのだ。甘さ控えめで日本人好みの味。ただ、少し量が多くて、最後はちょっとしんどかったのだけど。
 

 
持ち帰り用のキャラメルもパッケージがおしゃれで、確かに日本の雑誌なんかに取り上げられるのも分かる。いかにも日本人のイメージする“パリらしい”ショップだけど、実はこういう今どきのセンスを持ったお店、なかなかない。
 


 
karamel PARIS
67 rue Saint Dominique, 75007 Paris
https://karamelparis.com/

 
食べることにあまり興味がなく、このブログにもグルメ情報が圧倒的に不足しているのだけど、日本の方が安くておいしいし、種類も多い。パリはそこまでレベルが高くてなくても値段だけは立派だから、どうしてももったいないなと思ってしまうのだ。でも、この2軒は味も居心地もよかったし、また機会があれば行ってみよう。とはいえ今の季節はやっぱり、シンプルだけどおいしい鍋をこたつで食べたいなあ。

 

凱旋門2019
今年は半分見逃してしまった凱旋門のカウントダウン

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください