1カ月の生活費

フランスに来て早くも1カ月。当初はまだまだ真夏の暑さが続いていたのに、あっという間に秋が来て、深まった。今はもう最低気温が10度を切っていて、朝出かけるときはかなり寒い。日本はまだ30度を超える日もあるみたいだけど、こちらはだいぶ季節を先取りしている。

さて、1カ月が過ぎたので、9月分の生活費がどれぐらいだったのか計算してみた。フランスの物価は高い。中でもパリは世界的に見ても生活費のかかる都市と言われていて、東京と同じかもう少し高いぐらい。とはいえ大都市・大阪で長年、一人暮らしをしていたから、1カ月にどれぐらいの経費が必要かは大体分かる(ちなみに今住んでいるのはパリ近郊)。水道代込みの家賃はすでに1年分支払い済みなので、毎月必要なのはそれ以外。つまり、
・食費
・光熱費
・定期代
・スマホ使用料
・雑費
ということになる。これら合計で5万円以内に抑えるのが目標。
 

電卓

 
こちらに着いた直後は生活に必要なものをいろいろ買ったから出費が多かったけれど、食費だけを計算したところ238.43ユーロ。日本円にすると大体2万7千円ぐらい。到着したのは9月3日だったから2日分は入っていないし、日本から持って来た食料もあったので本来よりは少ないと思うけれど、悪くない。ほかの経費を見てみると、定期代はけっこうするけど、スマホ使用料は気にしなくてもいい程度。心配なのは光熱費で、これは前に住んでいた人の料金を参考にとりあえず一定額が毎月引き落とされて、年1回の定期点検で精算するのだそう。私は日本人だから基本的には毎日お風呂に入るし、部屋で洗濯もする。それに寒がりだ。きっと後から追加分を請求されるだろう。ただ、そんなにびっくりする金額ではないはずだから、毎月5万円以内という目標は何とか達成できそう。まあそのためには、今のように毎日自炊し、ほしい物があっても我慢しないといけないのだけど・・・。
 

イチョウのライン

 
それにしても、フランス人の平均月収ってどれぐらいなんだろうか。特に、パリは家賃が地方の2倍だというし、けっこうもらっていないと生活が苦しいと思う。個人的にも不満なのは、何といってもランチの値段。日本なら、800円も出せばおいしいお弁当や豪華な定食が食べられるけれど、こっちにはそんなサービス精神や企業努力はない。バゲットのサンドイッチでも具だくさんのものは900円ぐらいするし、カフェで普通のランチメニューを頼んだら3千円は必要だと思う(もっと安い場合ももちろんある)。だから今のところ、昼食が必要な日は家からおにぎりを持って行くか学校の売店で安いサンドイッチを買うかのどちらかで、カフェやレストランには入ったことがない。パリのサラリーマンが毎日3千円ランチを食べているとは思えないから、やっぱりお弁当を持って行ったりしているのかな。大都市で暮らすのには、やっぱりお金が必要なのだ。

 

学食
売店はお昼になると大混雑

 

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