パリで古着をリサイクル

前回に続きリサイクルの話。これはたぶんパリだけじゃなくフランス全土で同じシステムだと思うけれど、街を歩いているとこんな緑のボックスを見かける。あまりにも街並みになじんでいて言われなければ分からないぐらいのこの物体、なんとも不思議なことにこれが古着の回収ボックスになっている。
 

リサイクルボックス全景

 
家から徒歩3分ほどのよく通る場所にもこれが設置されていて、以前から利用しようと思っていた。去年、日本に帰国した友達も、最後はこのボックスに入れて帰ったそう。捨てるつもりで持ってきたものや、4年の間に破れてしまったものもけっこうあるから、これは助かる。ボックスの表には、ここからどんなルートでリサイクルされるかを説明したイラストが。
 

リサイクルボックス

 
別の面には、こちらもイラストで回収可能なものが示されていて、服、布類、靴(両足そろっているもの)、革製品と説明書きがある。破れたり壊れたりしていてもいいとのことだけど、洗濯済みで乾いていることが必要。これらをそのままボックスに入れるわけではなく、中身が出ないよう封をした袋などに詰めた上で出す(最大30リットル)。
 

リサイクルボックス説明イラスト

 
初めて使ったから入れる場所が分からず迷ったのだけど、簡単だった。

こういう挿入口があるので、これをひたすら回す。ちなみに、私がやったときは左右どちらにでも回った。だからややこしいのだ。
 

リサイクルボックス挿入口1

 
しばらく回していると、いずれこんな空洞が現れる。あー、ここに入れるのね。
 

リサイクルボックス挿入口2

 
で、こうやって置いてまた回せば自動的に中に落ちる仕組み。どれぐらい入るか分からず少なめにしたけれど、かなり余裕があった。次はもう少し多めに持って行こう。
 

リサイクルボックス挿入口3

 
前に、テレビのニュースでこのボックスの特集をやっていて、それを見た限りでは上の写真のイラスト通り、ちゃんと人の手で仕分けされた上で再利用されているようだった。とても便利なシステムだと思うけれど、残念ながらゴミ箱代わりに汚れた古着をそのまま入れてしまう人もいるんだろうな。まあさすがに私も、底が抜けるほど履き古したスニーカーは入れていいものかどうか分からず、普通にゴミ箱に捨てたのだけど。

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