パリ20区歩き ―1区―

1区位置

 
パリは20の区に分かれている。といってもそれぞれの区がとても小さくて、歩いているうちに気づくと隣の区に入ってしまっている。大阪市24区や東京23区とはだいぶイメージが違うかも。でも、ガイドブックではたいてい「エッフェル塔周辺」とか「モンマルトル」というように観光名所別のエリアで区切っていて、各区の特徴が分かるようなものは探した限り一冊しかなかった(気に入らなかったので買わなかったけど)。確かに観光するとき、何区にいるかなんてあまり考えないので、これは仕方ないかもしれない。でも、きっとパリも「淀川区」とか「台東区」みたいに、20区それぞれの“色”があるはず。それを探しに、1区ずつ歩いてみることにした。
 

ポン・ヌフ対岸の1区
ポン・ヌフを渡った向こう側が1区

 
パリに来たらほとんどの人が訪れるであろうルーブル美術館があるのが1区。世界最大級というだけあって建物だけでも見応えがあるし、いつ行っても観光客で賑わっている。
 

ルーブル美術館

 
ルーブル美術館の前に広がるのがチュイルリー公園。広くて緑が多くて気持ちいい。こういう場所があるのもパリのいいところ。たくさんの人がのんびりとくつろいでいる光景はなんともフランスっぽい。
 

チュイルリー公園

 
映画にもなったヴァンドーム広場。周辺にはハイブランドジュエリーのブティックや高級ホテルが立ち並ぶ、セレブ御用達のエリア。
 

ヴァンドーム広場

 
この辺りはパリ・モードの最先端といったかんじのブティックもあるらしく『VOGUE』なんかが好きな人は絶対楽しいと思う。それにしてもパリのショーウィンドウは見ているだけでわくわくする。
 

 
思いがけず発見してうれしかったのが、かつての王宮パレ・ロワイヤルの中庭。現在は非公開なのだけど、中庭は一般開放されていて、裏側から入れるようになっている。人もあまり多くなくて、ひと休みするのにぴったり。ここは知らなかったので、素敵な場所をみつけた。
 

 
1区を歩いてみての印象は、大阪でいえば中之島のようなかんじ。大きな川と大きな美術館、歴史的な建物、銀行やホテル、それにたくさんの人。市内でも中心的なエリア。もちろん全部の通りを歩いたわけじゃないから、あくまでも個人的な感想だけど。でも、もしパリに住むことになっても、ここはいやだな。

まだ20区それぞれの位置関係すらあやふやなので、パリ全体を把握するためにも帰国までに全部歩いてみたいと思う。いつもふらふらとおもしろそうな路地に入っていっては必ず迷う病気があるのだけど、たまには地図を見ながら歩くのもいい。

 

1区の端から見る眺め
1区の端から。こんなのもパリらしい

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